さてこれまでFETの利点と問題点を紹介してきたが
一体どのような回路が電動ガンに相応しいと言えるのだろうか。
ここでひとつ具体例を挙げよう。
「FETスイッチオンリーG」基板
使用した部品
第3回で紹介した電解コンデンサ、ダイオード、放熱板、抵抗の全てを内蔵し、
電動ガン用に設計された「オンリーGスタンダードモデル(OGSM)」
その名の通り、キットボーイより2003年に発売された「FETスイッチ オンリーG」の回路である。
ピストンコントロール回路なしで シンプルな構造のFETスイッチ。
ほとんどの電気的問題をクリアしたものだ。
電動ガンのFETスイッチとしては最もスマートで丈夫なモデルであろう。
オンリーGスタンダードモデル(OGSM)
これが電動ガン用FETスイッチOGSMの回路図である。
各部分を簡単に説明しよう。
(C1) ・・・電解コンデンサ
→ゲート電圧安定用
(D1)・・・ダイオード
→電解コンデンサに電気を溜め、逆流を防止する。
(D2)・・・ダイオード
→逆起電力を逃がす。
(R1)・・・抵抗器
→ゲート電圧の電荷を逃がす。
(R2)・・・抵抗器
→ゲート保護および発振防止
(R3)・・・抵抗器
→電流制限
(FET)・・・電界効果トランジスタ
→モータ電流のON/OFF
(M)・・・モータ
→電動ガン内臓モータ
さて、次回はこのOGSMについてさらに突っ込んだ内容に触れたい。乞うご期待。
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